駅中で洋菓子

コンビニスイーツも熱いが、今は駅中も熱い。
駅の、しかも改札の中に、様々なお店がたくさんオープンしている。
私は東京駅も品川駅も利用客が多い駅に行くことが多いけれど、次から次へと洋菓子のお店を中心に新しいお店が出展している。
その中には私が好きなお店があって、わざわざ遠くまで買いにいくことなく、通勤のついでに買えることは便利でいい。
けれど、いつでも買えると思うとなかなか行かない。あることは知っているのだけれど、仕事も速く終わるから、さくっと寄り道すればいいだけなのに、なかなか足が向かないのだ。
洋菓子ひとつ、値段はたいした額はしないけれど、毎日何か買っていればそれなりの値段になる。だからどうしても、買いたいとそればかり頭に巡るようにならないとなかなか買いにはいかない。
それにデパ地下もそうだけれど、お店の数がありすぎて、和菓子でも洋菓子でもパンでも、何から買っていいか迷ってしまう。
とにかくひとつずつ試していけばいいのだろうが、毎日ケーキを食べたいわけでもない。おいしそうと思ってもあまりにものが多すぎてかえって購買意欲が失せてしまうのだ。
最初オープンしたときは、大々的に宣伝するだろうし、ものめずらしさで通勤帰りのサラリーマンも家へのお土産に何かお菓子を買うこともあるだろう。
けれど、いずれは飽きられてしまうから、行列することもなくなるのだ。
洋菓子でも、和菓子でもある程度の年齢になって、いろいろなものを食べてきていれば、新しいブームがやってきて、食べろといわれて食べても、それほど感動しなくなってしまった。
それはお菓子に限ったことではないけれど、おいしいにはおいしいけれど、「おいしくて感動」することがないのである。
新鮮な刺身がおいしいとか、バターが効いたクロワッサンがおいしいとか、おいしいとはそれなりに思うが、うわ~!と子供のように感動することがないのだ。
それが年をとるということなのかもしれないけれど、少し悲しい気もするのだ。